【選び方】RPAツールを選ぶ4つのポイント
まずは、RPAツールを選ぶ際に押さえておきたい4つのポイントを紹介します。
費用対効果にあったコストかどうか
RPAツールは似たような特徴を持つツールでも価格が異なります。価格が決まる要因としては、対応できる業務の範囲や利用可能人数などといった点以外にも、サポート内容やセミナーの有無などオプションの側面もあります。自社や部署のニーズやリテラシーに合わせて、最適なプランやツールを選ぶ必要があります。
横展開ができそうか
RPAが得意とする定型業務は、どの部署にも存在します。そのため、中規模以上の会社では他の部署や子会社、関連会社へと展開すれば、会社全体で効率化や経費削減を実現できる可能性が高まります。
そのため、特定の業務に特化したものや複雑なツールではなく、汎用性が高くシンプルで誰にでも利用可能なツールを選ぶとよいでしょう。
サポート体制が整っているかどうか
RPAの運用にはある程度の知識が必要とされるため、リテラシーの高くないメンバーが多い、専門性に不安があるといった状況では、サポート体制が整っているRPAツールを選ぶとよいでしょう。
もちろん、その一方でRPAに関するセミナーを受講する、社内外で勉強会に参加する、国内唯一のRPA資格である「RPA技術者検定」の資格取得を奨励するなど、メンバーがRPAに関する知識を得られる体制を構築することも重要です。
無料トライアルがあるかどうか
セミナーや本などのさまざまな媒体で情報を収集し、自社に最適と思われるツールを選んでも、やはり実際に使い勝手や操作感などを確かることは重要です。そのため、RPAツールを導入する前に無料トライアルが可能なツールを選ぶと、導入に失敗するリスクを抑えられます。
事前に押さえておきたい注意点
それでは、RPAツールを選ぶ前に抑えておきたい点を確認しておきましょう。
ツールにより得意とする領域(機能)が異なる
RPAツールの中には得意・不得意としている分野があるツールや、人事や経理といった特定の業務に特化したツールがあります。そのため、どんな業務を自動化するためにRPAを導入したいのか、そのためにどのような機能が必要なのかを導入前に検討した上で、各ツールを比較することが大切です。
ツールによりタイプが異なる
RPAには大きく分けると、3つのタイプがあります。それぞれの違いは次の通りです。
デスクトップ型(RDA)
デスクトップ型は1台のPCにインストールして使用するもので、低価格で管理しやすいツールです。その一方で、業務が属人的になりやすいというデメリットがあります。
サーバー型
サーバー型は社内サーバーにインストールして使用するRPAで、一括管理によって全社的なRPA導入を推進できます。デメリットは大規模なツールが多く、高価格になりがちである点です。
クラウド型
クラウド型はクラウド上で使用するRPAで、自社サーバーやPCへのインストールが不要、自動でシステムがアップデートされる点がメリットです。デメリットとしては、セキュリティ面に課題があり、金融業や顧客の個人情報を取り扱う業種など、よりセキュアな環境を望む方には利用に不安が残る点です。
これらの点を踏まえ、どんな種類のツールを使えるかを考えます。中小企業でRPAを導入する際には、スモールスタートから始めるとよいでしょう。その場合にはデスクトップ型のツールがおすすめです。
また、大企業などで複数部署で一気にRPAを推進したいとお考えの方はサーバー型がおすすめです。さらに、自社サーバーやPCへのインストール不要で素早くRPA化をスタートしたい方にはクラウド型がよいでしょう。
2021年最新 RPAツール比較
それでは、2021年の時点でおすすめできるRPAツールを紹介します。下記の一覧表は、料金・機能・サポート・タイプ・無料トライアルの有無を比較しています。
サポートの記号は、サポート体制が整っているか、日本語でのサポートが受けられるかを基準に判断しています。
初心者にはRoboTANGOがおすすめ
RPA初心者でどのツールを選べばよいのか分からない、という方におすすめしたいのが「RoboTANGO」です。
RoboTANGOは録画機能がありますので、ロボットに覚えさせたい業務を録画することによって簡単にロボットを作成できます。また、1つのライセンスを複数の拠点で使うことが可能ですので、低価格から気軽に使い始められます。
さらに、専門のサポートサイトが用意されている点も初心者には嬉しいポイントです。分からないことが発生したら、サイト内を検索して解決できますし、サイトに質問を投げることも可能です。
RoboTANGOの特徴を改めて表で確認すると、以下の通りです。
現在、RoboTANGOは無料トライアルを実施しています。詳細は下記ボタンからご確認ください。
業務システム向けなら国内シェア率No.1のWinActor
既存のソフトやアプリケーションといった業務システムと連動させて、さらなる業務の効率化を図りたい方向けのRPAツールが「WinActor」です。こちらのツールは、連携できるソフトやアプリケーションに制限がありません。そのため、あらゆる業務に対応できます。実際、契約実績のある企業は金融・小売・サービス・ソフトウエア・マスコミ・官公庁・メーカーと幅広く、国内シェア率No. 1のツールです。
WinActorはロボット作成も容易で、プログラミングの知識は不要ですので、初心者でも安心して利用できます。
WinActorの特徴を改めて表で確認すると、以下の通りです。
現在、WinActorは無料トライアルを実施しています。下記ボタンから詳細ページをご確認ください。
プログラミング不要!誰でも使えるRobo-Pat
簡単に使えて、手厚いサポートを望む方におすすめなRPAツールが「Robo-Pad」です。ソフトウェアやアプリケーションを選ばないツールなので、あらゆる業務に対応できます。プログラミングや専門知識不要でロボットを作成できるため、社員に負担をかけることなく導入できます。
また、ヘルプデスクや各種勉強会、学習動画やコンサルタントなど、幅広いタイプのサポート体制が用意されていることも魅力です。これらのサポートはほとんどが無料で受けられる点も、初心者や中小企業にとって嬉しいポイントといえるでしょう。
Robo-Padの特徴を改めて表で確認すると、以下の通りです。
Robo-Pat初期費用や年間契約の必要がないため、気軽に導入できる点もおすすめです。下記ボタンから詳細ページをご確認ください。
RPA選び方解説まとめ
RPAの選び方や注意点がお分かりいただけたでしょうか。このページ以外にも、各ツールの比較サイトやランキングサイト、利用者のコメントなど、複数の情報を参考にして情報を集めてみてください。そして、フリーツールや無料トライアルなど低コストで利用できるツールを使い、実際に触れて見て使用感を確かめることも重要です。
さまざまな情報を集め、比較やトライアルを経た上で、貴社にとって最適なRPAツールを見つけてください。